鉄の男 (映画)

鉄の男
Człowiek z żelaza
監督 アンジェイ・ワイダ
脚本 アレクサンドル・シチボル・リルスキ(英語版)
出演者 イエジー・ラジヴィオヴィッチ(英語版)
クリスティナ・ヤンダ(英語版)
音楽 アンジェイ・コジンスキー
撮影 エドヴァルト・クウォシンスキ(英語版)
編集 ハリナ・プリュガル=ケトリング
配給 日本の旗 東宝東和
公開 フランスの旗 1981年5月24日 (CIFF)
ポーランドの旗 1981年7月27日
日本の旗 1982年6月
上映時間 153分
製作国 ポーランドの旗 ポーランド
言語 ポーランド語
前作 大理石の男
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鉄の男』(Człowiek z żelaza)は、アンジェイ・ワイダ監督による1981年のポーランドのドラマ映画である。

第34回カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールエキュメニカル審査員賞を獲得した[1]。また第54回アカデミー賞では外国語映画賞にポーランド代表作としてノミネートされた[2]

ワイダの過去の作品である『大理石の男』の続編であり、前作の主人公であるアグニェシカが同じく前作に登場したマチェックと結婚しているという設定で描かれている[3]

キャスト

  • イエジー・ラジヴィオヴィッチ(英語版):マチェック・ビルクート
  • クリスティナ・ヤンダ(英語版):アグニェシカ・ビルクート
  • マリアン・オパニア(英語版)
  • ボグスワフ・リンダ(英語版)
  • ヤヌシュ・ガヨス
    • 吹き替え初回放映 - 1986年6月14・21日[4] テレビ朝日『ウィークエンドシアター』

なお、レフ・ヴァウェンサ(後のポーランド第三共和政第2代大統領)ら当時の『連帯』幹部3名がカメオ出演しており、彼らは登場人物の結婚式で介添人として姿を見せる[5]。この映画では史実でヴァウェンサが出席した1980年8月の統一ストライキ委員会(のちに「連帯」の母体となる)と政府の合意書調印の場面も再現されているが、そのシーンの撮影にヴァウェンサのスケジュールが合わなかったため、同じ造船所に勤める容貌のよく似た人物が演じた[6]

参考文献

  1. ^ “Festival de Cannes: Man of Iron”. festival-cannes.com. 2009年5月31日閲覧。
  2. ^ “The 54th Academy Awards (1982) Nominees and Winners”. oscars.org. 2011年10月8日閲覧。
  3. ^ 鉄の男 - Movie Walker
  4. ^ 2週連続前編・後編に分けての放映
  5. ^ NHK取材班『わがポーランド - ワイダ監督激動の祖国を撮る』日本放送出版協会、1981年、p.211
  6. ^ NHK取材班、1981年、p.144

関連項目

外部リンク

1950年代
  • 世代 (1954)
  • 地下水道 (1956)
  • 灰とダイヤモンド (1958)
  • ロトナ (1959)
1960年代
  • 夜の終りに (1960)
  • シベリアのマクベス夫人 (1961)
  • サムソン (1961)
  • 二十歳の恋 (1962)
  • 灰 (1965)
  • すべて売り物 (1968)
  • 蝿取り紙 (1969)
1970年代
  • 白樺の林 (1970)
  • 戦いのあとの風景 (1970)
  • 婚礼 (1972)
  • 約束の土地 (1974)
  • 死の教室 (1976)
  • 大理石の男 (1977)
  • 麻酔なし (1978)
  • ヴィルコの娘たち (1979)
1980年代
  • ザ・コンダクター (1980)
  • 鉄の男 (1981)
  • ダントン (1983)
  • ドイツの恋 (1983)
  • 愛の記録 (1985)
  • プルースト、わが救い (1988)
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